『レジャー白書2012』では、東日本大震災後のレジャーに対する意識調査も行った。その結果、震災後に「余暇活動の状況は変わっていない」が73.0%に上った。楽しむことへの考え方に関しては、81.1%が「豊かな人生を送る上で『楽しむこと』は不可欠」、71.3%が「被災地の人も楽しむことができてこそ、本当の復興」と考えている。レジャー白書では「震災後、楽しむことについて後ろ向きな気持ちを感じる一方で、復興を目指すためにも余暇に積極的であろうとする意識が見られる」と分析する。
余暇を楽しむために重視しているものとしては、「一緒に『楽しんで』くれる相手」を挙げる人が74.1%に上り、年代別では10代から30代まで男女ともに多かった。「もっと楽しむ」ために「情報」「サービス」「能力」を欲しているとの回答がいずれも5割を超え、「楽しむ」ことへの積極的な姿勢がうかがえた。
このほか、余暇の選択基準として「自分が満足できる活動」「自分らしいオリジナルな楽しみ方」「自分で選択・参加できるサービス」を重視する回答がそれぞれ6割を超えていることから、「自分らしさ」が参加する余暇を選ぶ上で重要なポイントになっている傾向が見られた。
〔週刊アミューズメントジャパン11/5号に掲載〕
0 件のコメント:
コメントを投稿