2012年2月6日月曜日

カンボジアに世界唯一の日系カジノホテルが開業


■ゴールデンパーム カジノ&ホテル 

カンボジアのバベット経済特別区に日系企業経営のカジノホテル『ゴールデンパーム カジノ&ホテル』が誕生した。旧正月の1月22日にオープニングセレモニーが開催され、同カジノには日本人約100人を含む多数の関係者が集まった。

バベット経済特別区でかねてより「シャトーカジノ」の名で営業してきたカジノを、バカラテーブルの一部の運営権を有していたゴールデンパーム社(カンボジア、伊達智行社長)が昨年取得。12月より同社運営となり、1月22日に、ようやく看板が架け替えられた。現在、世界で唯一の日系企業が所有・運営するカジノホテルとして、カジノビジネスのノウハウ蓄積という点でも注目される。建物は10階建て、ホテル客室は75室(スイート10室)、カジノテーブルは約200テーブルまで拡張予定。

ゴールデンパーム社の伊達社長は、「日本人によるカジノ顧客への日本的なおもてなし」を掲げ、サービスレベルの引き上げとエンターテインメント性の付加によって、近隣の他カジノとの差別化に意欲を見せる。
「現在のサービスレベルは決して高いとはいえないが、それはいままで要求されてこなかったから。カンボジア人を中心とするスフタッフたちはとても素直で、指導されたことをどんどん吸収していく。我々の運営となった12月からの約1カ月間で、すでに手ごたえを感じている。大きな伸び代があるので今後が楽しみだ」
オープニングセレモニーには、ホテル内のエンターテインメント部門の演出や客室デザインを監修する、世界的イリュージョニストのプリンセス天功氏も出席。同カジノホテルは3階と4階部分を改修し、年内をめどに常設型のステージを作る計画。ステージでは年に数回、プリンセス天功氏のショーが行われるほか、地元でパフォーマーを募り育成していく予定。

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