遊技産業健全化推進機構は1日、遊技機検査でパチスロの無承認変更が疑われる事案が多数確認されていることを受け、「遊技機の無承認変更が疑われる事案の多発について(再度の指導徹底のお願い)」と題した文書をホール5団体に提出した。機構は今年3月にも同様の注意を呼びかけている。ホールには徹底した対応が求められそうだ。
遊技産業健全化推進機構がホール5団体に出した文書によると、パチスロの無承認変更が疑われるケースは、ホッパーを他の機種のものと交換したり、メダルセレクター裏に取り付けられているプラスチック製のカバーを外しているものだという。
機構では、『部品取り』と称して、ホールが壊れた遊技機を勝手に修理する業界内の習慣をかねてから問題視してきた。今回の文書では「遊技機の主基板等を不正に改造する行為、いわゆる不正改造事案と同じ行為であると判断せざるを得ない」と指摘。「風営法の無承認変更に該当する行為であり、店舗側としては絶対に行ってはならない行為」だとしている。
また、メダルセレクター裏に取り付けられたプラスチックのカバーが外れたまま営業した場合、ファンに損失を与える可能性があるため、機構は「立入検査で確認した場合は、見逃せない事案」とし、ホール5団体に指導の徹底を要請。無承認変更が疑われるパチスロの点検マニュアルを作成してホール5団体に配布、ホールが点検マニュアルを容易に入手できるよう依頼した。
〔詳しくは週刊アミューズメントジャパン10/8号に掲載〕
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