2012年5月31日木曜日

■ 新内規対応機 6月からホール導入 ゲーム性 多様化へ

日本遊技機工業組合の新内規に対応したパチンコのリリースが先月から始まった。「3個未満の電サポ賞球」が解禁された新内規対応機最大の特徴は、確変中の消化スピードが従来よりも格段に速くなったこと。これにより、会社帰りのサラリーマンが短時間遊技をしやすくなるなど、ホールの稼働アップが期待されている。
23日の時点でリリースされている新内規対応機は、『CRゼブラーマン ゼブラシティの逆襲MX』(マルホン工業)、『CRベルサイユのばら 薔薇の運命』(エース電研)、『CRウイルスブレイカー』(ジェイビー)、『CR人生ゲーム』(三洋物産)、『CR COBRA 新たなる出発(たびだち)』(エキサイト)の5機種。いずれも確変中の電チューサポート時の賞球は1個。最大の特徴は、確変中の消化速度が圧倒的に速いことだ。
従来機では、確変中の1分当たりの変動回数値(SA)が高い機種でも25から30回程度。一方、上記機種は、変動短縮時の変動時間が0.2秒から1秒。また、停止時間も短く、1分当たりの変動回数は従来機を超える、かつてない消化スピードになっている。
「せっかく確変に入っても閉店時間までに取り切れないのではないか」。ホールで、夜9時以降の稼働が上がらない理由の一つは、こんなファン心理だ。その点、新内規対応機は、いったん確変に入り引きさえ良ければ短時間でも負けを取り返せるケースが増える。こんな期待感から閉店1、2時間前の稼働を向上させる可能性がありそうだ。

〔詳しくは週刊アミューズメントジャパン5/28号に掲載〕

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