2012年11月5日月曜日

■矢野経済研究所『オタク市場に関する調査結果』

矢野経済研究所は10月15日、『「オタク」市場に関する調査結果2012』を発表した。
調査対象となった「オタク」市場とは、一定数のコアユーザーを有するとみられ、「オタクの聖地」である秋葉原等で扱われることが比較的多いコンテンツや物販、サービス等の19の市場を指している。
調査によると、2011年度の「オタク」市場は前年度に引き続き、コアユーザーを確実に取り込みつつ、リーズナブルな商品・サービスの提供により、エントリーユーザーやライト層、「非オタク」である一般層を獲得し、堅調に推移していると分析。特筆すべき点として、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や動画共有サイト等により、商品・サービス・コンテンツを提供する事業者側とユーザーとの距離が非常に近くなっていることを挙げている。
市場別に見ると、オンラインゲーム市場の規模が最も大きく3868億円(前年度比29.1%増)。ヘビーユーザー向けのハイスペックコンテンツは頭打ちだが、ソーシャルゲームの急成長で市場拡大が続いているという。12年度には4290億円(10.9%増)に伸びると予測する。
〔詳しくは週刊アミューズメントジャパン11/5号に掲載〕

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